魅惑のバリ島 Indonesia Bali


 

1.計画から予約まで

 


バリには珍しい欧風のコートヤードホテル

はじめに

 私の場合、どのようなところか判らなくて不安も多かった。しかしながら一度行ってしまえばそれは同じ人類が生活している地球なのでどうにかなるということしか今となっては言いようがない。すごく無責任かもしれないが、ある程度の人はそう思うと思う。 よく、このホテルは日本語が通じません・・。とあるが、確かに通じない場合もあるが、日本語話せる人がいたり、片言で通じるケールも少なくない。

 
バリの町並み

資料集め

 資料集めを始めるが、さすが有名観光地であるが、インターネット、ガイドブックなど、書かれていることが微妙に違う。ツアーのパンフレットも数多くあるものの、ホテルが多いせいか、パンフレットに載っているホテルがガイドブックにないこともある。住所はJL(ジャラン)という通り名で示されることが多いが、慣れないと場所を特定するにも一苦労する。
 最近情報が浸透しつつあるようでというか、安定しているのか、2008年版のガイドブックを見たところ頷けるところが多くなった。地図などは現地で入手しても太い道と細い道の区別が判らないなど多かったが、最近では、特に、地図を作っている会社の地図はいい感じである。何度もバリに行くようになってくると徐々に道路も近道も覚えられるようになる。
 また、現地でもフリーペーパーが入手可能なので是非そろえたい。

そして結局

 まあ、最初はツアーが無難 かもしれない。ただしおすすめはフリープラン。二人で行けば3泊5日の標準コースで、一人10万円と言うところか・・・。ツアーの場合、サーチャージは旅行開始の1週間くらい前に航空券を発券するので、その段階でのサーチャージとなることが多いので注意。

どこで手配するか

 2度目は、現地旅行会社 に頼むか、直接ホテルに頼むのがベスト。確かに日本の旅行会社に頼むのが安心だが、値段が格段に違う・・・。3ツ星クラスで50ドル前後。まあ、40ドル台で、朝食付き、日数によっては送迎もサービス、レイトチェックアウとも夕方までサービスという感じがまとまり所。 わたしのよく利用するホテルはバスタブ付きでエアコン・冷蔵庫・テレビはもちろん、朝食もついてルームチャージが20ドル台。バリの場合、ルームチャージという感じなので、一人でも二人でも料金は変わらないことが多い。


Eチケットの場合が多く、旅程表だけ届く

 直行便はJALのデンパサール拠点撤退により、ガルーダ(GA) のみになってしまった。もともとANAはインドネシア自体への就航が無く、JAL便のジャカルタ経由というのも非現実的である。経由便はシンガポール航空(SQ)や中華航空、エバー航空、キャセイ、タイ航空、マレーシア航空 等が自国を経由する便を運行している。成田基準なら乗り継ぎのいいSQ以外はおすすめできない。 ただ、JALが撤退したことでSQなどの運賃は実質的に値上がりしており、直近となればなるほど座席数が少なくなればSQの運賃は上のランクになるという法則になる。

 チケットは、訂補している22年6月現在でサーチャージ込みで約9万というところだろうか・・。 中華航空などは時期にもよるが、3万を切るものを見たこともあった。SQだとたしかにシンガポールで夜間数時間の待機が必要だが、シンガポールのチャンギ空港にはトランシットエリアに格安なホテルがあり、そこで休憩が可能。深夜に着いて高級ホテルに1泊するのとどちらがイイかという選択肢になる。 ちなみにシンガポールのホテルは割高感があるが、ゲイラン地区なら深夜タクシーでも20SGD強、ホテルも5000円以下のホテルがたくさんある・・・。

 最近では現地の友人も増え、現地で直接現地の旅行会社に頼んだり、インターネット経由で頼んだりしている。そのうちには、なんでうちに泊まりにこないんだ・・・ということも出てきて、今では定宿がレギャンのJL.ワークダラのバレカビーチホテルになっている。ここのホテルに勤めているトニーさんとは、場合によっては日本人の友人以上の付き合いもさせていただくようにまでなった。

 私が今でも目を通している海外の旅行会社は2社。ひとつはシンガポール日通のパリ支店。日本人がラーマツアーという会社に常駐していて対応してる。直接電話でもやりとりができ、日本の会社とやりとりしているという感覚。代金の支払いも旅程開始の1週間前くらいにカード決済され、シンガポールでUSD決済されるため、ドル−ルピア−円という手数料差損も発生しない。そしてもうひとつはサヌールにあるバリディスカバリーという旅行会社。

地球の歩き方

 いろいろと出版されているガイドブックであるが記事が新しいのは地球の歩き方ではないだろうか。使いやすさやある特定の話となると様々である。ただ、絶対おすすめなのは、現地の空港やプラザバリに置いてあるフリーペーパーである。JCBカードの会員であればDFSギャラリアバリの2階にあるサービスセンターに行くと日本人のスタッフが応対してくれ、ここにも資料がある。

バリは日本ではない

 ひとつだけ、あえて書いておく。それは、バリは日本ではないと言うことだ。こないだ空港で、わたしのカートに人がぶつかってきた。あえて、こういう書き方をしたが、たとえ、こちらからぶつかっていってもよける必要があるのがバリだ・・・。いや、東南アジアのほとんどはこのスタイル。確かに、車が人をひけば、罪にはなるが、現地人が賄賂を使って、飛び込んできたと言ったらどうなるか・・・・。また、のんきに裁判沙汰にしていたら、膨大な日数と費用がかかる。最後まで現地滞在するVISAだって下りないだろうし、まず、クレームを言うにしろ、インドネシア語ができないよそ者の言うことなどめんどくさがって聞く訳けがない。そう、日本人がバリに行くときはお客様として訪問するのであり、日本の感覚とは違うと言うことを見に引き締めないといけないのだ・・・・。仮に、相手からぶつかってきたとしても避けないでボーっとしていれば、避けない方が悪いと言われかねない。
 バリは、東南アジアの中では比較的日本人にも水が合う場所だと思うが、バリは日本ではないと言うことだけは忘れずに行動することが必要だ。

 インドネシアの法律に触れる様な場合、インドネシアの法律により裁かれることになる。インドネシアの法律を勉強してからバリに行く人は限りなく少ないはずで、そこまでは必要ないかもしれないが、まあ、ここは日本ではないというくらいの自覚だけは持っていて欲しい。


(C)1998−2008 KIMAMANITORIARUKIKAN HIROYUKI ABE